引越が決まると、まず真っ先に行うのが、引越便の見積もりでしょう。どういう区分けで行ったらいいのか、参考までに流れをご紹介します!もし、ご自分で手配して、荷詰め、税関書類の作成などをする場合、↓のプロの流れを真似てみてください。
貴重品は航空便は間違い
なんとなく、航空便の方が高いから、航空便の方が丁寧に扱ってもらえるという印象があるかもしれません。実は、それは間違い。引っ越し屋さんに言われるのは、「航空便は積み下ろしの回数が増えるため、割れる可能性があるものは、出来る限り船便へ」ということを言われます。
そのため、雛人形、兜、高級食器などは、必ず船便に入れています。
保険はかけられるけれど・・・替えが効かないものは、置いていくのが一番
もちろん、輸送に関し保険はかけますが、金銭が取り戻せれば納得がいくものばかりではありません。そう言うものに関しては、やはり持っていかないのが一番。ごくまれに起きることですが、海が荒れて、コンテナごと海に持っていかれることもあります。その場合には、壊れて直すということもできず、物そのものが失われますので・・・。
また、書類関連で重要なもの(我が家の場合、家を賃貸に出していますので、家関連の契約書や価格がわかる書類などを全て持ち歩いています)は、念には念を入れて、コピーを、本紙とは別の輸送方法で運んでいます。
実は税関の問題ではなく引き受け不可の場合も
実は、会社によって取り扱いOK、NGは、微妙に異なったりします。例えば、税関でのトラブルを防ぐために、グレーになりかねないものについては、保守的に運送会社のポリシーで引き受け不可だったりします・・・。おそらく、赴任の場合、運送会社を選べないと思うので、そこはおとなしく従うしかありません。
例えば、しめ縄。あれ、稲穂がついているものもありますよね。植物がついているということで、引き受けNGになったことがあります。よーく見ないと気づかないぐらいの稲穂だったんですが。。。
巧みな荷詰め・書類作成
例えば、同じ系統の家電(例えば、普通の掃除機、ルンバ、ブラーバなど)を複数個持ち込む場合、表現を変えて、税関書類を作ったりもします。国によっては、同じ家電は二個までとか個数制限があるようです。そのあたりは、行先に合わせてプロがやってくださるので、お任せすればOK。また、大量の消耗品も、転売目的と怪しまれないように、なるべく別々の箱にわけて、目立たないように工夫してくださったりします。
航空便は不可だけど、船便OKのもの
食品や精密機械などは、航空便は不可だけど船便はOKというものもあります。食品の海上輸送は、洋上で高温になる期間が長いため、自己判断で運びましょう。多くの輸入食品は海上輸送で運んでいますから、それにより大幅に味が劣化するということはないと思いますが、例えば、高級ワインなどは冷蔵機能があるコンテナ又は飛行機で運ぶのが通常です。海上輸送は当然味は劣化するものとして運びましょう。
電池を外すおもちゃ達
子供のおもちゃって電池だらけ。。。で、これ引っ越し屋さんは、一個一個外して梱包してくださいます。乾電池を入れることそのものはOKなようですが、安全面から電池は全て外していました。本当に多くて大変そう。。。
雛人形、兜をどうするか
我が家は、引越荷物として運んでいます。これには主に2つ理由があって・・・。第一に、これらを飾って子供が喜ぶ期間は結構限られるもの。その大事な期間のうちの数年間を、雛人形・兜なしに過ごすのはもったいないと思ったこと。第二に、やはり、日本の文化を象徴するこの2つが、日本人としてのアイデンティティを確固たるものとして育てるうえで、不可欠だなと感じたこと。
クラスに持っていって紹介したりも出来るので、おすすめです。また、飾っている期間中、現地のお友達ご一家をご招待するきっかけにもなるので、いいですよ。ただし、日本の湿気が前提のものなので、乾燥には気をつけることと、逆に雨季などがある地域では、かびないように注意が必要です。
現地校で日本の文化紹介 | 駐妻・駐夫のための駐在中のTips集 | 駐在一家の暮らしの便利帳 (enjoy-expatfamilylife.com)
税関での開封検査
引越荷物のうちいくつかは開封検査を受けています。梱包リストからスポットで確認されている様子です。なお、これまで、開封検査の結果、没収されたものはありません。
ブランド品についても持ち込んでいますが、模造品として没収されたことはありません。特に中国からの引越の場合、税関で怪しまれそうなところですが、アメリカ入国、日本入国ともにスルーでした。
昔は、海外の税関や空港で、開封検査を利用して、物を取られたということを聞きましたが、もうこの10年、15年はそんなことはないんじゃないかなぁと思います。周りでも聞いたことはありません。
これまで壊れた事例
子供用自転車のカゴが割れた
本棚が重みで崩壊
ペルシャ絨毯に折れ皴が入る
など経験ありです。また別途保険求償についてまとめますね。なお、貴重品、食器などは一切破損なしです。梱包材、緩衝材を捨てるのに困るほど厳重に梱包してくださるので、余程破損することはないと思って大丈夫です🙆♀️