2歳前後
以前の駐在先の日本人小児科医から、「言葉はバケツが満タンになって初めて出てくる。男の子はそのバケツが大きい上、3言語環境だから、遅くなって当然。なるべく家庭保育で!日本語だけで!というプレッシャーばかりの記事もあるけど、現実そうはいかないことも一杯あるから、気にせずのんびり待つように」と言われていたので、焦らないようにのんびり待った2歳誕生日。この頃の発語については、動詞は英語がメイン、名詞は日本語がメインでした(ちなみに、「魚」と「手洗い」だけは中国語)。様子を見ると、やはり発音しやすい方を言うようです。
少し間が空きながらも「わんわん いっちゃったー」など強引に二語文認定出来るものが数個出てきたので、ここから爆発するかと期待するも、全くその後進歩せず。ただ、こちらが話していることは、ある程度複雑なことでも理解して、その通り動くので、まあいつか出てくるかなと様子見。
2歳3か月ごろ~2歳半ごろ
言語セラピーのを面談を受けたのは、この頃です(セラピーの詳細については、別途、詳細を投稿しています)。セラピーを受けた後、1ヶ月の間に、一気に日本語の文章が出てくるようになりました。じっくり考えて、過去の振り返り、今のこと、この先の予定、それぞれ文章で伝えてくれるように。ロードトリップにいって、日本語だけに囲まれた一週間がきっかけか、偶然かはわかりませんが、二語文・三語文をすっ飛ばして、急に文章を話し始めました。
ですが、、、その後、文章量に比べて、自分から口にする単語が明らかに少ない期間が続きます。こちらがその単語を使えばわかっているし、一度聞いた後は、自然な形で会話で使えるのですが、急に自分で文章を始める時には、その単語が咄嗟に使えず、指示代名詞だらけで理解が結構大変な時も多かったです。言語セラピーで、バイリンガル環境だと各言語の単語量が少なめになる(両言語合わせた単語数になるので、バイリンガル度が上がれば上がるほど、各言語での単語の種類はどうしても減るそうです)と言われたのは確かだなと実感しました。
【読み聞かせ】
絵本が大好きになり、朝も昼も夜も、ふと親を独占したい気分になると、絵本を持ってお膝にドスン。石臼のような重さですが、そのかわいい感触と勢いにきゅんきゅんしながら絵本タイムが楽しめるようになりました。
思えば、日本語が一気に出てくるちょっと前から、急に絵本への興味が出て、赤ちゃん絵本を卒業して、少し長めのお話も好むようになりました。と同時に、息子の中で、家族の読み聞かせは日本語のみと決まりが出来たようで、ちょっと英語絵本を口にしただけで、嫌がりました。
【英語発語】
「第二言語習得と母語習得から『言葉の学び』を考える」によると、この頃の息子は、英語については、まだまだ1歳半前後ぐらいの状態かな?と思っていました。日英でのこの差を本人がどう感じているのかわかりませんが、少なくともデイケアへは楽しんで通っているので、まだまだ英語環境に対して、言いたいことが言えなくてもどかしいという思いは無さそうでした。