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医療費問題(精算の難しさ)


アメリカの医療費は高い、高いと言われますが、値段の高さ以上に問題なのが、「精算のややこしさ」です。さて、今日は、アメリカの医療費精算の流れについて纏めます。


1.病院で払う(きちんとした明細はでない)

保険ネットワーク内の病院だったとしても、Copayを支払う必要があります。たいした領収書はなく、ただ、クレジットカードの決済のレシートを渡されるだけのこともよくあります。駐在だと、現地で自費払いになったものは、別途、会社精算が出来たりしますが、病院からの詳細な支払明細は不要で、おそらく保険会社からくるEOBとクレジットカードの支払明細だけで十分だと思います。(各自、事前に確認してくださいね)。

今までの経験だと、Copayだけでなく、レントゲンなども、現地で直接請求され、支払をしたことがあります。

2. 後日保険からEOBが届く

3とタイミングが前後したりして、混乱するのですが、基本的には、病院と保険会社の間での値段交渉(日本人的には、値段交渉!?って感じですが)が終わると、保険会社から、EOB(Explanation of Benefit) が届きます。EOBにしっかり自分が病院で支払った分が反映されているか確認します。というのも、抜けていること、度々です。特に大きい病院になればなるほど・・・・。

そして、注意事項としては、EOBは、担当医、担当看護師、処置した者毎に発行されているので、同じ日付でも複数EOBがあったりして、既払いのものが、どのEOBに対応するか、こちらは全く見当がつきません・・・。

3. 病院から請求が届く

保険会社が支払を拒否したものについて、病院から請求書が届きます。2の後で届けばいいのですが、こちらの方が先届くと、最初の頃はパニックになっていました。。。

実は、この後日病院から送られてくる請求、結構いい加減。保険からの支払いが反映されていなかったり、現地で支払い済みのものが引かれていなかったり・・・。「医療費の未払いが一回でもあると、その後、大変なことになる」と言いますし、「絶対に放置してはいけない!」と、病院から請求が来たら、即効払っていたのですが、それをやると、後々、もっと手間は増えます。

なので、面倒でも、「病院に電話をして数字の認識を合わせてから払う」のが一番です。どうしても、電話がいやだったら、「とりあえず来たもの全部払って、還付を待つ」ことも可能です。正直、おすすめしませんが、最初の頃、どうしても電話がいやで、大した金額じゃない時はそうしていました。一応、多く払ったら、忘れた頃に、自宅に返金の小切手が届きます。

4.問題発生!!!!

問題が起きるとすると、だいたい支払がEOBに反映されていないということなのですが・・・。最近あった複雑なケースだと・・・。

通院計二回

初診の際に、血液検査と診察:Copayのみ支払い

後日、レントゲンと超音波:当日、保険適用後の現地払いが$500超

手元に届いたEOBは6通

保険から届いたEOB6通を全てよく見たところ、レントゲン代500ドルが反映されていない・・・。あー面倒だなぁと思いながら、請求通り払って還付をおとなしく待つには、500ドルは大きすぎる(手違いで還付されない時悔しすぎる)ということで、仕方なく電話・・・。

で、結局、わかったことですが・・・。

  • 6通のEOBのうち、1通は、検査をする病院内ラボからのもの。未払請求の1,350ドルの請求は正しい
  • 残る5通の請求は、病院からで、この5通に現地払いの$500(現地払い)が反映されていない
  • 電話の先は、ラボなので、病院に電話して
  • 保険からの自己負担請求以上に、現地払いされていたということで、クレジットカードへの返金

病院も慣れっこなようで、あっという間の手続きでした。

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