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補習校に入れないという選択肢


今回は、補習校に入れないという選択の大変さを纏めたいと思います。

1.補習校に入れなかった理由

娘(現在小学校2年、現地校3rd)は、補修校にも塾にも行っていません。これにはいくつか理由があり、

①土曜日、丸一日補習校の生活は可哀想(昔は土曜日も学校に行っていましたが。。。)

②低学年のうちは最低限は家で教えられるのではないか

③平日は時間がない分、土日はファミリーの時間をみっちり過ごし、年の離れた弟と兄弟の時間をちゃんと持たせたい

④下の子の生活リズムをキープするためにも、平日にクラスレッスンの習い事は入れにくいため、土日に色々習わせてあげたい

⑤本帰国後、すぐに周りに追い付かなくてもいいと思っている

⑥中学校は、英語に授業内容は重要視しているものの、偏差値にはそこまでこだわりはない

⑦これだけ転勤続き、転校続きだと、目の前の生活をなるべく持続性あるものにし、充実させることが最優先になってしまい、遠い世界になっている日本の学校生活、日本文化を学ぶのは、劣後してしまう

⑧補習校が意外と進度が早く、幼稚園で書き取りを教えているほど。海外で現地校に通いながら、日本の学校・幼稚園と同じ進度かそれ以上のペースで勉強することに、意味があるのか、自分の中で腹落ちしていない

⑨住んでいるエリアの補習校が科目選択制ではないため、国語だけの受講が出来なかった。

パッと思いつく限り、こんな理由からです。そんな親の考えもあり、「補習校に行く?」と本人に聞いたところ、本人も、「土曜日まで学校に行きたくない」ということで、行かないことになり、母によるおうち補習校を実践してきました。家庭学習の良さは、本人の理解度・得意分野によって、取り組みの濃淡を調整できるところです。


2.我が家で起きた実話です・・・母の怒り爆発

とはいえ補習校にも塾にも行かせないという選択肢は、それなりに親(特に母親)への負担はあります。が、その負担感が周りに見えにくいのです。で、場合によっては、母親の生活が大変息が詰まるものになります。以下、実話です。。。。

自分のヘアカラーに行く余裕もなく、毎日の進め方を考えたり、教材を準備したりしているのに、母子学習中あまりに鬱陶しそうにする、家事がちゃんとされていないことを夫が時折不満げにいう、そんなことがポチポチあり、我慢の限界に。怒りに任せて💢、今までのワークやプリントは全部ゴミに捨て、ドリルや参考書はガレージに片付け(流石に捨てるのは躊躇した🤣)、壁に貼ってあった勉強ポスターも剥がしてスッキリ(本当に勉強ポスターって景観悪くなりますよね)。


3.母の主張

母親の主張は以下の通り。

「教えて欲しいならもちろん喜んで教えるし、嫌だけど必要だろうからやっておかなきゃと思っているのなら、なるべく楽しく教えてあげたいけど、そうでもないなら、補修校か塾に行くか、もしくは全く勉強せずに日本に帰った後で纏めてするか、パパと相談して。そもそもママは、補習校か塾派なの(本心)!」

「ママは、勉強の準備をしている時間、本当は弟の相手をしてあげたいし、家事がしたいし、自分の勉強もしたいのだ」

「下の子はまだまだ机でお勉強する年齢ではないので、土日両親が揃っている時に、中身のあることをして(一方の親が弟を見ている、理想を言えば、弟の昼寝中がベスト)、平日はある程度は自分1人でできるワークが最適なのに、毎週毎週親子でキャッキャッ遊んでしまって、誰もそこをわかっていない!!!」


4.補習校に入れない決断に絶対不可欠なもの 一家での共通認識

母が本気でブチ切れたので、ついに父親がおうち補習校に参戦。しばらく週末に勉強を見ていました。

この一件でつくづく感じたのは、補習校に行かせないという選択は、やはり夫婦双方の同意と協力があって、初めて成り立つということ。家庭学習でどこまで持っていくか、帰国後、どうやってキャッチアップさせるか、夫婦間で同じ目線でいないと、家庭崩壊にもなりえます。また、我が家もいざ始めてみるまでわかっていなかった部分ですが、徐々に子供も反抗的になってくるので、その際、気持ちを切り替えさせるには、父母でのバトンタッチが重要だということです。

例えば、答えは合っているけど、スマートな回答方法じゃない場合、よりよい回答方法を教えようとしますが、子供の方は答えが合っているというだけで、素直に聞かなくなります。また、今のステップではその程度の理解度でOKでも、難易度が上がった時のためにもう一歩先を見据えた解説を聞いて欲しい時、学校や塾なら大人しく聞いているものを、親の解説を聞くとなると、なかなかおとなしくは聞きません。母親にとっては、こういう現状をシェアできる相手がいる、そして、子供にとっては、話す相手が変わって気分転換できる、その夫婦の協力体制は不可欠だなと思いました。

さて、で、具体的にどんなことをやってきたのか、どんな失敗があったのかは、リンクをご覧ください!

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