体験入園


二年目の夏は、一時帰国をしましたが、その際に、3歳半の息子も、幼稚園の体験入園をさせていただきました。入った学年は、年少の一個下の学年の満三歳入園クラスでした。本当に有意義な体験になりましたので、ご紹介します。


1. 通う園を探す

ホームシックになっていた娘のために二ケ月の一時帰国を決めた際、娘の小学校以上に問題だったのは、普段は園通いをしている息子の過ごし方でした。体力お化けの息子が、暑い日本の真夏に、丸一日実家にいたら、どうなるのか・・・。何か方法はないかと、子育てサークルや市の施設などを調べました。ちょうど日本の夏休み前だったので、ボーネルンドの平日月会員が利用可能で、しょうがないから、毎日ボーネルンドへ行こうかと考えたり。

東京だったら、就労に関係なく預かってくれる認証保育園や無認可保育園がいっぱいあったと思うのですが、実家近所だと、英語のプリスクールしかなく・・・。最悪、そこに預けるかと思っていました。が、出来れば日本語体験を優先したかったので、何とか他の方法を探しました。

2.自分が卒園した園に電話してもらう

自分の卒園した園に、当時の担任の先生が園長先生としてまだ残っていらっしゃったことから、藁をもつかむ思いで、電話をしてもらいました。息子は4月上旬生まれだったので、2週弱足りないけど、年少さんクラスで体験させてもらえないかと・・・。体はとっても大きいので、年少さんクラスサイズですと・・・。すると・・・

3.満三歳入園クラス!!

少子化もあり、なんと、今年から、満三歳入園クラスが出来ていたんです!そして、過去にも体験入園をしていた一時帰国者がいたようで、意外とすんなりと受け入れが決まりました。ただ、現在は、幼稚園の無償化の関係で、念のため、無償化対象の園で、対象ではない子を受け入れてもいいか、市に確認をしていらっしゃいました(園と個人の契約で自由との回答でした)。また、無償化後、お月謝の設定をしていなかったようで、今回何年ぶりかに設定していただきました。

滞在先近くの幼稚園に問い合わせてみたら、意外とすんなりとOKが出るかもしれません。なお、幼稚園体験入園にあたっても、小学校同様、スポーツ振興センターの保険加入が必須でした。また、クラスメートと同じお道具セットを買って、息子も喜んでいました。

4.体験入園の効果

体験入園、チャンスがあれば、ぜひおすすめ。息子の大きな変化は、以下の通りです。

  1. やっぱり日本語のバライティが一気に広がる
  2. 先生の生演奏に合わせて一緒に歌う楽しみを知り、日本の童謡が一気に増える
  3. 場所と言語の理解で、日本の幼稚園=日本語という新しい理解が広がる

日本語のインプットは、親の努力で海外環境でも満たしてあげられますが、アウトプットを促すには、同年齢の人間関係の中で真似しよう・伝えようとチャレンジする機会が非常に重要で、海外だとその機会が限られます。また、日本語での園活動になったら、息子が詳細に1日の報告をしてきたり、家での幼稚園ごっこもすごく熱中していました。改めて、英語環境の園ではそれが出来ていなかったんだなと実感しました。

確かに、娘も、英語環境での体験を、日本語で自発的に伝えられるようになるのに、一年半ぐらいかかりました(当時、本人曰く、「英語で頭の中にあるものを、日本語で説明するのが面倒だ」と言っていました)。息子は、当時、アメリカでの園生活も問題ないように見えていましたし、日英の発語差もそこまでなかったのですが、やはり頭の中では、「母国語=日本語」として成長しており、日英の言語能力差が確実にあって、なんらかのサポートが必要なことを実感しました。

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