出来たことをみつめる


海外に引っ越して、誰もが、必死で生活設営をします。お子さんがいれば、お子さんを一日も早く学校に慣れさせるのにも必死でしょう。そのためにも、一日も早く、日本にいたときと同じように生活出来るようにって。で、少し落ち着いたところで、はたと、「私は何をしよう・・・。家族は皆頑張ってる・・・。」って思ったりします。そんな時に、読んでみてね。

1.日本とは違う生活になることを受け入れる

当初のバタバタが少し落ち着くと、「私は何をしよう・・・。家族は皆頑張ってる・・・。」って急に焦る人がいます。また、家族も、家の中が下手に日本文化なもので、日本と同じように進まない環境にイライラしてきたりします。まずは、家族で協力して、「日本と同じようにはできない」前提に立ちましょう。ここは日本じゃないし、日本と同じ感覚で生活することはそもそも無理なんです。

お子さんに対し、「転勤に連れてこられて可哀そう」という気持ちがあると、お子さんのためにも、なるべく今までと変わらず・・・ってお母さんは無理をしたりします。でも、子供は、先入観も偏見もなく、大人よりも柔軟性高く新しい環境を受け入れています。意外と、「新しい環境で、宝探ししよう」ってスタンスで大丈夫ですよ!(むしろ、親の方がこだわってしまうことも多々)

こんなことを書いていたら、ふと、「社会人になってから合コンで出会う人」と「学生時代からの異性の友人」で何が違うかという話をしていたことを思い出しました。社会人になってから出会う人だと、時間がないから、減点法で違う点を見つけるたびに減点していくけど、学生時代からの異性の友人は元々全く違う前提で友達だったから、同じ点を見つけると、加点法で、上がっていくと。それに似た効果がある気がします。

海外生活で、「日本と同じ生活はできない、しない」前提に立っていると、「簡単に納豆が出来たり」「意外と冷凍のお刺身が手に入ったり」と発見があるたびに、レアなポケモンカードが一枚増えたか、ポケモンGOで珍しいものを見つけたように楽しめます。家族みんなで、まずはその視点に立ってみることが重要です。


2.新しく出来るようになったことを褒める

下の写真は、私が初めて、ドライブスルーでスタバが買えたとき。思わず、記念写真を撮りました。これ、渡米して、1か月半以上経ってからです。

新しい生活、それこそ、買い物一つ、「新しいアプリにチャレンジできた」、「クーポンを利用できた」、「カーブサイドピックにできた」、「お店で店員さんに質問できた」、「新しいお店を開拓してみた」「返品できた」着実に、出来ることが増えていくんです。でも、小さすぎて、小さすぎて、そんなことで自分を褒めている場合じゃないって思うんですよね。子供じゃないしって。でも、私たちが一個一個増やしているカード、現地の大人は、すべて使いこなした上で、生活が成り立っているの。まだまだカードを集めている途中の私たちが、日々の生活を回すことに負担感を感じるのは当たり前で、日本にいたときよりも疲労感が感じるのは当然です。

今や、SNSで色々情報が入って便利な反面、溢れる情報を見れば、「これやらなきゃ、これまだ出来てない」ってプレッシャーも感じるし。でも、一番大事なこと・・・それは、

「あなたのその頑張り、家族のだれも、代われない!」

「でも、その一歩一歩、どんなに気力がいるか、

伝えないと相手はわからない!!!」

3.大事なのは、自分を労わる気持ち

自分を労わるために、自分の心に優しくなってあげるために、まずは、どんなに小さく感じても、頑張った自分を褒めて、そして、伝えて。自分が頑張っている姿は、家族の頑張る力にもつながります。あなたの選んだパートナー、育てた子供たちは、「そんな小さなことで喜んじゃって」なんて絶対に言わない。自分が言葉にすることで、一番大事にしてあげているのは、あなたの心。それが家族にとっても一番の大事なことですよ。

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