MontessoriでどうやってMathを学習しているか、気になりませんか?今日は、授業参観でMathを見学してきたときの様子を纏めます。基本的には、教具で手を使って、数字の概念を体得していくようです。日本でも、小学校一年生の最初の導入は、算数セットで、木の棒などを使って、繰り上がり繰り下がりを学んでいきますが、Montessoriでは、それが、2nd/3rdでも続いているということかと思います。娘のように、数字の世界が得意ではなさそうな子には、理解の助けになると感じています。
分数の引き算
さて、写真は、4/8-2/8の問題を解いているところです。
日本の教科書でも同じような絵で説明されていると思いますが、実際に手で持ってそれぞれの大きさを体感して、解を求めることにより、より数のセンスが身につくように感じます。視覚と触覚の違いは大きいですよね。
掛け算の始まり ワークシート
モンテッソーリの掛け算。なるほどなぁと思ったけど、立方体までなんですね。4の段なら、4*16まで。これ、実際のビーズを手でつなげて数えていくらしいです・・・。途方に暮れる。
掛け算、割り算の筆算
面白いことに写真のようなマットを使って、筆算の意味を体感していました。上手くできているなと思います。これは304*314を計算しているところです。
色ますの外側に、横に304、縦に314を並べています。そのうえで、一番上の段に304*3、真ん中の段に304*1、下の段に304*4の結果をビーズで並べます。
青ますは青ます、緑ますは緑ます、赤ますは赤ますで、斜めに集めてきます。
集まったビーズを合計して、ビーズを入れ替えます。これで、304*314=95,456を求めていました。この過程を、筆算が書かれた紙に回答していきます。
計算のスピード、正確性
いつも、教具を使って計算しているわけではなく、タイムを計ってスピード重視の回のとき、タイムを計らず正確性重視の計算の回など、色々なペーパーワークもしている模様。海外で子供の計算を見ていると、九九がないまま掛け算を暗記していく効率の悪さに唖然とするかと思いますが、我が家も、九九は日本式に覚えさせたので、いつの間にか、計算が得意な子キャラになっていました。