バイリンガル環境 チャレンジ派の取り組み


さて、「バイリンガル教育の方法」に沿って、バイリンガル環境チャレンジ派の我が家の取り組みを、ご紹介します。

1.日英両言語での読み聞かせ

本書によれば、学齢期ダブルリミテッドの問題も確かに起こりうるが、日本語環境へのシフトにより自然に解消するとのこと。ダブルリミテッドの懸念を感じた時点で、少し方向性を変えることも一つの方法と考えています。また、言語形成期(15歳前後以下)だからこそ、両言語への接触の質・量をバランスさせれば、バイリンガル教育が可能であることも事実。読み書きできる真のバイリンガルに育てるため家庭でできることとしては、日英同時進行で、読み聞かせを学習に据えるのがおすすめとのことで、とにかく、両言語での読み聞かせをしてきた毎日です。上の子は、既に英語での読み聞かせはできないレベルになってしまったので、日本語のみですが、下の子については、なるべく両言語でしようと試みています。


2.英語の正確度を高める

また、読み書きが中心となる教科学習言語能力としての英語力を習得する上で、英語の正確度を高めることが当然必要であり、状況に応じて、発音、語彙、文法、構文を学習することも大切とのこと。実際、学校の授業やreading塾、学校指定のESLアプリを通じて、1st後半ぐらいから、徐々にそういった文法知識も習ってくるようになりました。家庭では、積極的には教えていませんが、時折、年齢相応の英語の文法書を用いて説明することもあります。


3.ルー語化問題

気を抜けばあっという間に言葉の使い分けは乱れてしまうとのこと(いわゆる「ルー語」化)。わが家は、日本のバイリンガル園にいる頃から、これには最大限注意を払っており、混ざった場合には、常に親が言い換えていたところ、あまり起きませんでした(驚くことに日本のバイリンガル園の園児でも話題になっていました)。

日本語の言い間違いをした際に、「間違えて言ってくれないと、XXの勘違いに気づかないで、直してあげられないので、今、その単語を使おうとしたのが素晴らしい!!」と大いに褒めて、思い浮かばない日本語について、安易に英語で言って済ませないようにさせています。また、下の子の日本語習得の先生として、正しい日本語を聞かせてあげてほしいとお願いしており、上のお子さんの場合、先生役をお願いするのも一つの手だと思います。


4.音読問題

日本の学齢期を前に渡航した娘にとっては、英語の読みの習得に役立つといわれる母語の読みの基礎がなく、日英両言語の読みの基礎を同時に積み上げている状況。日本語力の劣化の確認として薦められている音読も、まだまだ練習を始めたばかり。2~3日ぐらいであれば間があいても大丈夫ですが、1週間空くと音読の流暢さはなくなっており、焦ります。

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